こんにちは。ロイ未来です。
今日は青山美智子さんの『月の立つ林で』を読んだので、ご紹介します。
心がほっと温まる素敵な連作短編集でした〜。
ネットの口コミや評価についても書いています。よかったら読んでみてくださいね。
「月の立つ林で」の簡単なあらすじ紹介!
「月の立つ林で」の簡単なあらすじについて紹介しますね!
5人の主人公がそれそれぞれの物語を生きる連作短編小説。長年勤めた病院を退職した看護師、夢を追うお笑い芸人。家族との関係に悩む父親、自立を望む女子高生、仕事が順調で家庭が負担になっていったアクセサリー作家。
主人公たちが上手く生きれない日常の中、耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。月の話を聞きながら、毎日の紡がれる日常とは?
月の立つ林で(青山美智子)の感想・考察!
月の立つ林での感想紹介!
「月の立つ林で」は心がほっと温まる連作短編賞でした。
私はとても好きになった作品で、読んでよかったと思いました。
登場人物たちは、それぞれに悩みを抱えて生きています。
長年勤めた病院を退職した看護師、売れないけれど夢を追うお笑い芸人。家族とどう接して良いかわからない父親、
親からの自立を望むも上手くいかない女子高生、仕事と家庭の両立に悩むアクセサリー作家。
彼ら抱える悩みはどれも、日常のすぐそばにありそうで、とても共感できる点が多かったです。
不意にくる優しさにほろりとしてしまう場面も多く、私はとても心が温まる好きな作品でした。
ポッドキャスト『ツキないハナシ』について考察!
彼らをつなぐのは、タケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキないハナシ』について考察したいと思います。
このポッドキャストとは何を意味していたのでしょうか?
『ツキないハナシ』とは、作中の中で、登場人物たちを遠くから見つめる月のような役割をしていたのだと思います。
ポッドキャストでは月にまつわるエピソードをタケトリ・オキナという男性が話しているのですが、5人の主人公をゆるく繋いでいるところが月の引力のようでした。
そして、その世界は読者にしか見えないというところに読書の面白さがありました。
この物語はこの『ツキないハナシ』にでてくるかぐや姫が誰かということも鍵となっています。
毎回「かぐや姫は元気かな?」のオープニングで始めるかぐや姫が誰なのか最後に分かる仕掛けもとても面白いと思いました。
登場人物たちは、月のように満ち欠けを繰り返しながら、それぞれの日常を紡いでいきます。
自分では気づかないけれど、自分が行ったちょとしたことが、誰かに優しさを与えているかもしれない。
誰かの優しさに触れることで、今までの日常が新しいものに生まれ変わるような話。
主人公たちを『ツキないハナシ』が月の話を通して、繋いでいます。
『ツキないハナシ』は主人公たちの日常を、遠くからまるで月のように寄り添うような役割を果たしていると思いました。
「月の立つ林で」ネットの口コミや評価は?
「月の立つ林で」ネットの口コミや評価について紹介しますね!
ネットの口コミは感動したとの声が多くとても良いようでした。
「月の立つ林で」ネットの口コミや評価について紹介しました。
ネットの口コミや評価はとても良く、感動した、前向きな気持ちになったという声が多いようでした。
おわりに
「月の立つ林で」の感想やネットの口コミについてご紹介しました。
「月の立つ林で」は心がほっと温まる連作短編賞でした。
私はとても好きになった作品で、読んでよかったと思いました。
ネットの口コミも感動したという声が多かったです。
共感できる部分が多い作品なのではないかなと思います。気になった方はぜひ読んでみてくださいね!