松浦弥太郎|エッセイストのように生きる(読書感想・レビュー)

松浦弥太郎さんの「エッセイストのように生きる」を読みました。

エッセイストという生き方について松浦弥太郎さんの視点が描かれています。

エッセイストに興味がある方、これからエッセイを書いてみたい方に、おすすめの一冊です。

目次

松浦弥太郎『エッセイストのように生きる』(読書感想・レビュー)

「エッセイストのように生きる」の感想・レビューについて書いていきますね。
たくさん、良い話が書いてありました。

・エッセイストの生き方は、自分はどんな人間になりたいか考える生き方
・エッセイとは「秘密」を書いたもの
・手帳とメモを持ち歩く
・同じものを何度も読む
・実際に書いて見よう

次から詳しく書いていきますね。

エッセイストの生き方とは、どんな人間になりたいか考える生き方

長年、エッセイストとして活動されてきた松浦さんは、エッセイストの生き方についてこう述べています。

「エッセイストという生き方」とは、なにかになるための生き方ではなく、自分はどんな人間になりたいのかを考える生き方です。

日々の暮らしと自分自身をまっすぐに見つめて、よろこびや気づきという心の小さな動きを感じ、それを明確にできる生き方です。

『エッセイストのように生きる』

この本で松浦さんが伝えたかったのは、「エッセイストになろう!」という提案ではなく、「どんな人間になりたいか考える生き方」をしてみませんか?そしてその姿勢こそが、エッセイストという生き方ですよ。という内容でした。

松浦さんのシンプルで深いメッセージがとても心に響きました。

エッセイとは「秘密」を書いたもの

松浦さんは、エッセイとは「秘密」を書いたものだと言っています。

そもそもエッセイとは「個人的な心の様子を書いた文章」だそうなのですが、日記と違うのは読む相手がいるという点です。

エッセイは「秘密の告白」のお裾分けだそうです。

例えば、「ていねいな暮らし」も、深堀していくと「感謝があること」感謝があることをさらに深堀すると「現状のまま認められること」という定義になったそうです。

こうした自分ならはの「視点」を持って秘密を発見していくことがエッセイにつながっているんですね〜。

ちなみに松浦さんの中でエッセイを書くことが10割だとしたら、実際に書くことが3割、自分の心と向き合うことや考えをめぐらせ方が7だとしています。

それくらい、自分の心と丁寧に向き合って考えていくことが大事なんだなと思いました。

手帳とペンを持ち歩く

エッセイを書くためには考えることが大事になってくるのですが、本の中では手帳とペンを持ち歩くことを勧めていました。

松浦さんはアナログ生活を推奨しているわけではないですが、書き留めることが大事だと言っています。

書きとめておくことで、その時の気持ちや情景を思い浮かべることができますし、メモに残しておくことで、頭を空っぽにできるメリットがあるそうです。

頭を空にしておくことで、いろいろなことに好奇心を持って見ることができるんですね〜。

さらに手書きが良いのは、動きがあるからだそうです。身体を使って書くことが大事なんですね。

身体を使って書くことで、「考える」の深さや長さも変わっていく。

このたしかでふしぎな体験を、ぜひ味わっていただきたいと思います。

『エッセイストのように生きる』

本を読んで、小さなメモ帳を持ち歩いてちょこっとメモをとることから始めてみるのもいいなと思いました。

同じものを何度も読む

自分らしい文章を書くコツは、「読むこと」だそうです。

少しずつでも、毎日読むことで、自分の状態がわかります。

さらに松浦さんがおすすめしているのは、同じ本を繰り返し読むことでした。

「何度も読む」は、どんな人にもおすすめできる読書法です。自分を豊かにするための読書としては、これよりすばらしい方法はないとも思っています。

『エッセイストという生き方』

すばらしい本に出会った時に、出会った感動は1回目だけではなくて、何度も読むことでより深めることができるそうです。

自分にとってフィットするような本を見つけたら、繰り返し読むことでわかるようになり、わかっても読むことで、深めることができるそうです。

松浦さんが、夏目漱石の坊ちゃんを100回読んだという話は驚きました。

きっと読むたびに色々な発見と気づきがあったのだと思います。

お気に入りの本を何度も何度も読んで、その度に深さを深めていきたいと思います。

実際に書いてみよう!

「エッセイストの生き方」について書かれた本でしたが、最後の章では、実際にどう書いたら良いかまで詳しく書いてくれていました。

エッセイストのように考えたのならば、実際にエッセイを書いてみてアウトプットしてみてほしいそうです。

この本では、エッセイストとしての生き方についてのお話を踏まえ、実際にどのように書いていけばいいかの「文章術」も書いていました。

エッセイをこれから書いてみたい人にはとても参考になる本だと思います。

私も読んでみて、エッセイを書いたくなって書いてみました。

本を読んでみて「どんな人間になりたいか」考えてみた

本を読んでみて、エッセイストという生き方って素敵だなと思いました。

そして、職業的エッセイストにはなれなくてもエッセイストという生き方は誰でもできるということにも気付かされました。

心の動きを感じたり、自分を見つめてることをしてみようと思います。

私は、エッセイストのような生き方をするならば、自分がどんな人間になりたいか、も考えてみました。

文章を好きで書いている自分

器が大きくて愛あふれた自分 になりたいなと思います。

あなたはどんな人間になりたいですか?

考え方やエッセイの書き方、読書の向き合い方までいろいろ書いてある本でした。

この本を読むと、きっと生き方のヒントが見えるかもしれません。

おわりに

「エッセイストの生き方」の本は、エッセイについて学べる本でありながら、毎日を健やかに過ごすための生き方を教えてくれるような本でした。

シンプルで読みやすいですが、とても深い言葉がわかりやすく書いてあります。

エッセイに興味がある人やこれから書いてみたい人に、とても参考になる本だと思います。

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