保育園栄養士に興味があるけれど、実際の仕事って何をやっているの?
働く上で仕事のやりがいはあるの?
これから保育園の栄養士としてに勤めようかなと考えている方に向けて、現役保育園栄養士の私が実際の仕事内容や働く上で感じたことについてお伝えします。
結論から言うと、保育園栄養士の仕事は給食作りと事務の仕事、その他の仕事も多いです。忙しいですが、やりがいを感じられる仕事ですよ。
私の体験を踏まえて、率直な感想を書いています。
これから保育園栄養士として働こうかなと考えている方は、参考になさってみてくださいね。
現役保育園栄養士が仕事内容を解説!
保育園で栄養士の仕事内容は主に給食作りと事務のお仕事です。その他の業務もいろいろあります。
意外とやること多いよね、そして保育園栄養士の仕事内容って実はあまり世間には知られてないよね、というのが働いてみての感想でした。
理由は初めてお会いした方によくこんなことを聞かれるからです。
「保育園栄養士の仕事って何やってるんですか?給食作ってるんですか?」
確かに、給食作りが主な仕事なのですが、事務仕事やその他の業務もかなりあります。
今回はあまり知られていない保育園栄養士の仕事内容について書いてみました。
私が実際に行っている仕事を現場・事務・その他と三つの分類に分けてみたので、興味がある方は参考にされてみてくださいね。
現場の仕事‥…給食・おやつ作り、離乳食作り、調理室の清掃、子どもの食事介助、食育活動、栄養指導
事務の仕事‥…献立表作成、毎月の発注、食材の納品書の計算、食育だよりなどの保護者に向けたお便り作り、衛生チェック表や食物アレルギーの診断書といった監査対応の書類の管理、職員のシフト作り
その他‥…業者さんとのやりとり、保護者対応、新入園児面談、アレルギー児の保護者面談、地域の方を招いた離乳食体験会、防災食の管理、実習生の対応
こういった業務に加えて毎週、毎月の会議や、研修などもあります。
仕事のメインは給食作りと事務仕事ですが、これはだいいたいどこの園も同じでしょう。
その他の仕事内容は園によって様々ですね。
ちなみに私の園は、栄養士も一人の保育者として扱われるため、園の行事(遠足・運動会・音楽会)は全部参加しています。
こういった行事への参加も園によって違うみたいですよ。
私はだいたい午前中に調理をして、午後の空いた時間に事務をやっています。
実際の毎日の業務は、取り組んでいると1日があっという間です。
あっ!もう帰らなきゃーと毎日そんな感じですね。
以上が実際の保育園の栄養士の仕事内容でした。
まとめると、保育園栄養士の仕事は主には給食作りと事務の仕事、そしてその他の業務も多いです。
その他の仕事内容は園の方針によって違うと思っていただけたらと思います。
現役保育園栄養士の仕事のやりがいと本音を紹介
私の個人的な意見ですが、保育園栄養士の仕事は大変なことも多いですがやりがいを感じられる仕事です。
やりがいを感じられるポイントはたくさんあるのですが、主に私が感じている二つをご紹介しますね。
やりがい①子どもたちが給食をおいしいと言ってくれること
やりがいを感じるポイントは何より自分が作った給食を子どもたちが「おいしい」といって食べてくれることです。
私は毎日保育現場に行って、子どもの食事介助に入っているのですが、子どもたちから「おいしかったー」と笑顔で言われるとやりがいを感じます。
子どもたちのきらきらとした笑顔って良いですよね!
ちなみに私が勤めている保育園はサイクル献立といって、2週間に一度同じメニューが出るのですが、2週間後により美味しく作れると嬉しくなります。
2週間前の反省を生かせるのも、働く上で良い経験ですね。
そして子どもたちの様子を見て前回よりもよく食べている時、おいしかったのだなーと安心します。
「おかわりー!」の子どもの笑顔が私のやりがいです。
やりがい➁食を通して子どもの成長を日々感じられること
もう一つの理由は子どもの成長を食を通して日々感じられることです。
苦手なものが食べらるようになったり、赤ちゃんが自分で食べられるようになったりと、日々子どもたちは成長しています。
様々な食体験を経て子どもたちが成長していく姿を見守ることができるのは本当にやりがいがあります。
成長を6年間見守れるのは、かなりの感動ですよ。
私は入職した一番最初の担当が離乳食で、0歳6名の食事を担当させてもらったのですが、その子どもたち一人一人を今でも覚えています。
当時0歳だった子が成長し年長の5歳児になると、調理室におてがみを書いて持って遊びにくるようになりました。
「赤ちゃんだったあの子が、こんなに字を書けるようになったのねー」と感動したことがあります。
「きゅうしょくおいしかったよ。またつくってね」と書かれたお手紙は今でも私の宝物です。
そんな子どもたちが晴れやかな姿で卒園する日は未来への頼もしさを感じます。
そういえば卒園式って毎年たいていお天気良いんですよね~何ででしょうね?涙と笑顔の最高の一日です。
そして感動の卒園式の後も、卒園児の兄弟児がまだ在園していたり、入園してくることも保育園の楽しいところです。
「お兄ちゃんもよく食べてたけど、弟くんもよく食べるのねー」なんて思う日もあり微笑ましく見守っています。
私は保育園栄養士を経験後、一度、違う現場を見たくなり退職して違う仕事に就きました。
けれども、毎日笑いの耐えなかった保育園栄養士の仕事が恋しくなって同じ職場に復職しました。
食に携わりながら、子どもの成長も感じられることに今もやりがいを感じています。
まとめ
保育園栄養士の仕事内容は主に給食作りと事務の仕事です。
その他の業務も多いですが、内容は園によって違います。
そして保育園栄養士の仕事は忙しいですがやりがいを感じられる仕事ですよ。
子どもたちが給食を楽しみにしていたり、食を通した子どもの成長を感じられるところにやりがいを感じています。
これから、保育園栄養士として働いてみようかなと考えている方の参考になれば幸いです。