保育園栄養士の一日ってどんなことをしているの?
これから働こうと思っているので仕事の流れを知っておきたい。
そんなあなたに向けて30代現役保育園栄養士の私が、一日の仕事の流れについて書いています。
ざっくりまとめると、午前中が調理業務、午後は事務仕事というスケジュールです。
イメージしやすいように、私の実際にある一日のタイムスケジュールで書いてみました。
これから働こうと思われている方、ご興味ある方は参考になさってくださいね。
保育栄養士園の一日の仕事の流れとは?
保育園栄養士の一日の仕事の流れは、午前中が調理業務、午後が事務仕事というのが一般的です。
私の実際の一日の流れを書いてみました。
8時:出勤(その日の園内の連絡事項を確認したり、前日に残した事務仕事を少しだけします。)
8時20分:調理開始(白衣に着替えて調理開始。1日の中で一番テキパキ働く時間帯です。)
11時~:給食提供(0歳児から提供開始。幼児クラスは活動時間が長いの11時半頃提供します。)
11時半~12時半:食事介助(子どもたちの食事の介助に入ります。時間があっという間です。)
12時半~13時半:昼食(ほっと一息☆)
13時半:下膳された給食の片付け&午後のおやつ作り
14時:ミーティング(子どものお昼寝中にさくっと短く行われます。)
14時半~15時:おやつの準備(給食室をのぞきにくる子もいますよ。)
15時:おやつの提供開始(食べる様子を見に再び保育室へ。)
15時半:調理室の清掃&事務仕事(ここからの時間は穏やかです。)
17時退勤(延長補食の子のおやつを置いて帰ります。)
これが、実際の私の1日の流れです
どこの保育園に就職されても、だいたい同じ流れなんじゃないかなーと思います。
実際は保育園栄養士の1日のスケジュールは、その日の献立や調理人数によって左右されることが多いです。
私は、手間がかかる献立の日や、食育活動がある日などはちょっと早めに厨房に入ったりしています。
一日の流れに時間の余裕がある日もありますよ。そんな時は、事務の時間を多くとっています。
現場によると思いますが、栄養士は調理室と事務室を一日中行ったりきたりしている感じですね。
まとめると保育園栄養士の一日は午前中が調理業務、午後は事務仕事です。
そして献立やその日に調理人数によって流れが変わってくるといったところです。
実際のスケジュールを通して、保育園栄養士の私が感じたこと3つ!
保育園栄養士の一日の流れを通して、私が感じたことを3つにまとめました。
①朝が早いので、職場の近くに住むと体力的に楽!
就職先が決まったら、もし可能であれば私は職場の近くに住むことをおすすめします。
なぜなら保育園栄養士の1日は朝が早いからです。シフト制の園は7時半頃出勤だったりしますよね。
私は6時頃の電車にのって毎朝1時間半かけて電車通勤をしていた頃もあるのですが、園の近くに引っ越したことで体力的にかなり楽になりました。
電車の遅延を心配する必要がなくなったのも良かったです。
さらに保育園栄養士は残業がほぼない仕事なので、通勤時間が短いとその分プライベートな時間がたっぷりとれますよ。
就活中の方で、一人暮らしの予定がなければ、家の近くの園を探して通うことをおすすめします。
もしくは少しでも一人暮らしに興味があれば、引っ越してみるのも一つの手ですよ。
私は思いきって職場の近くに引っ越してよかったなーと今では思います。
園によっては借り上げ社宅制度がある園もあるので、活用してみるのも良いかもしれませんね。
保育園栄養士は朝が早いので、体力温存のために私は職場の近くに住むのが良いと感じています。
➁調理中は時間との勝負!上手な人のやり方を真似ると良い!
午前中の調理時間は時間との勝負です!
朝おやつの準備に始まり、離乳食、幼児食とどんどん手際よく作っていかなればならないからです。
10時半ごろには既に盛り付けに作業に入っているので、実質8時半から10時半の2時間で全ての調理作業を終えます。
私は60人定員の園で3口のコンロだけで調理していた時があるので、時間内に仕上げるのにかなり頭を使っていました。
さらに、アレルギー食もあるので、注意が必要です。
時間内に仕上げることは保育園栄養士の必要な技術なのですが、私はもともと手際が悪く時間管理も苦手でした。
なので下手なりにいろんな人のやり方を真似てやってみることにしたのです。
調理室には、いつも美味しく作れる人、手際よく早い人、複数のことを同時にこなせる人、いろんな人がいます。
皆の良いところを私も真似して、取り入れてった結果、ポンコツな私でも少しずつできるようになりました。
8年働いた今では時間内に美味しく調理できるようになりましたよ。
もし就職された職場に料理上手で手際が良い人がいたら真似てやってみることをおすすめします。
調理中は時間勝負ですが、時間内に美味しくできあがると毎日、達成感がありますよ。
③給食時間は、子どもの食べる様子を見に行くと良い!
保育園栄養士の一日は忙しいですが、子どもが食べる様子を見に行くと良いです。
実際に、食べている子どもの様子を知ることが、仕事の面白さにつながるからです。
やっぱり子どもたちから「おいしい」とか「これ好き」とかいろんな言葉を言われたら嬉しいですよね。
食育計画も子どもたちの発達や様子が分からないと始まりません。
私は11時を過ぎたら毎日保育室に入って食事介助に入っています。
やっぱり、たまにくる大人より毎日いる大人の方が子どもたちにとって安心感ありますよね。
子どもたちにも「ご飯をつくってくれる人」として顔を覚えてもらいやすくもなります。
私が栄養士として思うのは、栄養素がたっぷりのご飯も大事ですが、やっぱり子どもにとって大切なのは安心感に包まれて育つこと。
大好きな人と一緒にご飯を食べる環境というのが一番、乳幼児期に大切だと思うのです。
(大人になったら一人ご飯も良いですよね~!私はたまの一人ご飯に幸せを感じます。)
働かれた際は、ぜひ時間を作って、保育室に足を運んでみてくださいね。
子どもたちがご飯を食べている時のニコニコの笑顔は保育園栄養士のやりがいにつながりますよ。
まとめ
保育園栄養士の一日の流れを、私の実際のスケジュールでご紹介しました。
まとめると、保育園栄養士の仕事は午前中が調理業務、午後が事務仕事といった流れです。
朝が早いのでもしこれから働かれる方は職場の近くに住むとことをお勧めします。
また、調理中は時間との勝負ですので、上手な人のやり方を真似ると良いですよ。
そして出来上がったら、ぜひ子どもの食べる様子を見に行かれてくださいね。
保育園栄養士の一日の流れは忙しい日もありますが、子どもの食べる様子を知ることが仕事のやりがいにつながります。
働いてみて、私はこの仕事が好きになりました。
これから保育園栄養士になろうという方は一緒にがんばりましょう!